毒を持った生き物のハナシ(クラゲやウニなどなど)

ダイバーには常識となっているが、海の中には毒を持った生き物がたくさんいる。

フグ、エイ、オコゼ、ウニ、クラゲ、ウミヘビ、ヒトデ
などなどだ。

唐突に失礼いたしました。ハブ次郎でございます。

オープンウォーターを取ったのはクソ寒い2月下旬の事だったが、初の限定海域での講習でアカクラゲの洗礼を受けた。
事前情報のないまま、意気揚々と水面を進むと、なんだか口のまわりがチクチクする。
初の海ということでアドレナリンだかドーパミンだか出てたのかそんなに気にしてなかったが、海から上がって暫くすると結構悲惨な状態になった。
2本目はかなり気を付けて水面移動してアカクラゲを回避したが、水中から見上げると大量のアカクラゲが漂っていた。
二度とアカクラゲの海は勘弁。

ハナシは変わるが、イイジマフクロウウニには、コールマンズシュリンプというエビが共生しており、いつか見てみたい生物の一つだった。

このエビは宿主の触手?をチョキチョキと切って食べるので、見つける要領としては、逆モヒカン状態のイイジマさん家を探すこととなる。

イイジマさんも毒を持つ生物であり、刺されると頭から足先に電気が走り、人によっては、心臓止まるかと思うくらいのダメージを受けるらしい。

一時期、イイジマさんをひたすら確認していたことがあった。

そしてついに、大量のイイジマさんの一つに逆モヒカン発見!
念願のコールマンズシュリンプと初対面となった。撮影開始〜!

体制を整えるため海底にへばりつき、モゾモゾしていると右膝から全身にかけて電気が走った!

一瞬何が起こったのか分からなかったが、電気の正体はイイジマさんに刺されたことによるものであった。
そんなことに気づくにそんなに時間はかからなかった。。

しばらく膝をさすり、気を取り直して撮影再開!
だが、しかし、次の刹那、
左膝から全身に同じ電気が!・・・

見渡すと周りは、イイジマさんだらけ。まさにデンジャーゾーン!!

撮影する時には周りに十分に注意しましょう。
海にお邪魔しているという謙虚な気持ちも忘れずに。
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2015年6月 うぐる島 コールマンズシュリンプ

ところで、海中ではないがこれまでの人生で一度だけ生死をかけた毒との闘いがある。
このブログの根幹に関わる事件であるが、ハナシが長くなるので、また、いつかの機会に・・・・。